東京マラソン「陸連」の疑惑 今日何が起こるのか？

２２日に行われた第三回東京マラソン男子はサリム・キプサング選手(ケニア)女子は那須川瑞穂選手（アルゼ）がが優勝しました。大会は無事終わったのですが、陸連の一大事は今日始まります。

東京マラソン主催者である陸連に疑惑があり今日２３日に行われる役員改選で河野洋平陸連会長の辞任要求が出される可能性があるとのことです。

なんと陸連内部のしかも評議員の方が堂々と実名で日本陸上競技連盟の役員に宛てて【内部告発文書】が郵送されたということです。

郵送したご本人は陸連評議員の浜田安則さん。

浜田安則さんと聞けば思い出す人も多いと思いますが、鹿児島県が生んだ名マラソンランナーです。アジア大会や国内大会で数々の優勝経歴をお持ちです。引退後もコーチとして荒木久美・山下佐知子・市川良子・市橋有理選手と４人ものオリンピック出場ランナーを育成しています。（市橋選手はかわいかったですね）

そんな浜田さんがなぜ？告発文書の内容は
①陸連寄付行為に違反して陸連の資産が勝手に運用され４千７百万円を超える損失を出している。理事会や評議委員会に諮らず会長個人のお金のような運用はやってはならない。
②東京マラソン組織委員会から陸連に支払われた8000万円が陸連の会計に記載されていない。そのお金はどこに消えたのですか？
③河野会長は自身の会長職だけは終身制と規約を改定してしまったがそれははおかしいのでは？
他にもあるけど大きくは３点だそうです。

それに対して陸連は、浜田さんは自分の人事に不満があるからそんなことを言い出したんだという見解だそうです。

え？そういう返答ておかしくないですか？相手がこういう点に疑惑があると言っているんだから、その疑惑は当たらないと資料を明示して答えれば終わるのに、人格批判を始めるなんてこれはおかしいぞと思います。

浜田さんは今日の評議員会で任期満了で退任の運びです。

河野洋平さん浜田評議員退任で臭いものにふたで終わらせずキチンと弁明してほしいものです。

しかし陸連会長という公職を自分だけ終身制に変えるというのはすごい神経ですね。ハト派で有名な方なのに中国流の政治力が身についたということでしょうか。


日本陸連主催の懇親会で挨拶する河野洋平陸連会長